Japanische Klassiker mit Furigana
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まつとふじげいぎのかえもん
松と藤芸妓の替紋
三遊亭 円朝
Lesen Sie 松と藤芸妓の替紋 (まつとふじげいぎのかえもん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 46.921 Zeichen · 94 Bildschirme
車夫「えゝ若し旦那え、帰り車でございますから、お安くお幾許でも宜いんですが……へい何方で、日本橋の方へお帰りですか、日本橋なれば、私も彼方の方へ帰るんですが何方なんですか、四ツ谷の方に、へえ私も牛込の方へ帰りでげすが」
何処へ帰り車だか分らない。
庄「まア宜い、車が汚いから、あゝ大変に降って来た」
美「私は久振ですから長者町の福寿庵へ往っておらいさんに逢って、義理をして往きたいんですが、帰りに他家へ寄ってお飯を食べるなら、福寿庵へ往って遣っておくんなさいよ」
庄「あゝお前の世話になった以前の御用達の福田か」
美「あの旦那は大層立派に暮しをなさったそうだが、今では御亭主が料理屋を」
庄「おい/\若衆さん、あの長者町の福寿庵という汁粉屋な、彼処でお飯を食べて、それから蠣殻町へ帰るんだが、少しの間待ってるようなら御飯ぐらい食わしてやるが」
車夫「えゝ何うも有難うございます、まるっきり今日は溢れちまって、空ア挽いて帰るかと思っていた処で、何うか幾許待っても宜しゅうございます、閑でげすから、お合乗でへい、少し(空をながめる)なんでげすが大した降も有りますまいから、幌は掛けますまい」