Japanische Klassiker mit Furigana
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まつとふじげいぎのかえもん
松と藤芸妓の替紋
三遊亭 円朝
Lesen Sie 松と藤芸妓の替紋 (まつとふじげいぎのかえもん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 46.921 Zeichen · 94 Bildschirme
とて福寿庵の女房を呼び、何やら密々耳こすりを致し、お美代を蠣殻町まで一人で帰す事に相成り、一人乗の車を別に雇い、お美代を先へ帰して置いて、自分は大西徳藏の車に乗って金策に谷中の蛍沢にまいるというお話でございますが、一息つきまして申し上げます。
六
へい藤川庄三郎、彼の大西徳藏という車夫に供をさせて、人力でどっとと降る中を谷中の笠森稲荷の手前の横町を曲って、上にも笠森稲荷というが有りますが、下の方が何か瘡毒の願が利くとか申して女郎衆や何かゞ宜くお詣りにまいって、泥で拵えたる団子を上げます。あの横町を真直に往き右へ登ると七面坂、左が蛍沢、宗林寺という法華寺が有ります。その狭い横町をずうッと抜けると田圃に出て、向うがすうっと駒込の方の山手に続き微かに未だ藪蕎麦の灯火が残っている。田圃道で車の輪が箝って中々挽けません。
徳「旦那いけませんな、こんな道じゃア何うも方が立たねえ、旦那何処へお出でなさるんで」
庄「まア最う少し遣ってくれ」
徳「もう少したって往けませんな、何うもこの道じゃア」
庄「じゃア歩こう、まア此処に下しておくれ、何うしたって金策に往く