Japanische Klassiker mit Furigana
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ねぎしおゆきのまつ いんがづかのゆらい
根岸お行の松 因果塚の由来
三遊亭 円朝
Lesen Sie 根岸お行の松 因果塚の由来 (ねぎしおゆきのまつ いんがづかのゆらい) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 78.967 Zeichen · 157 Bildschirme
一ト間の裡(うち)には預けられたお嬢さん、心に想う人があって旦暮(あけくれ)忘れる暇はないけれど、堅い気象の伯父様が頑張って居(い)るから、思うように逢う事も出来ず、唯くよ/\と案じ煩い、……今で言えば肺病でござりますが、其の頃は癆症(ろうしょう)と申しました、寝衣姿(ねまきすがた)で、扱帯(しごき)を乳の辺(あたり)まで固く締めて、縁先まで立出(たちいで)ました途端、プーッと吹込む一陣の風に誘われて、花弁(はなびら)が一輪ヒラ/\/\と舞込みましたのをお嬢さんが、斯う持った……圓朝(わたくし)が此様(こん)な手附をすると、宿無(やどなし)が虱(しらみ)でも取るようで可笑(おかし)いが、お嬢さんは吻(ほっ)と溜息をつき、
娘「アヽ……、何うして伊之(いの)さんは音信(たより)をしてくれぬことか、それにつけてお母様(っかさま)もあんまりな、お雛様を送って下すったのは嬉しいが、私を斯ういう窮屈な家(うち)へ預け、もう生涯彼(あ)の人に逢えぬことか、あゝ情(なさけ)ない、何うかして今一度逢いたいもの……」
と恨めしげに涙ぐんで、斯う庭の面(おも)を見詰(みつめ)ますと、生垣の外に頬被(ほゝかぶり)をした