Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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なりひらぶんじひょうりゅうきだん

業平文治漂流奇談

三遊亭 円朝

Lesen Sie 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 159.974 Zeichen · 317 Bildschirme

Aozora Bunko

文「それは帰すことは帰すが、そこが相談です、それ程までに思い合った二人だから、夫婦にしないと又二人とも駈出して身を投げるかも知れないから、私(わし)が中へ入って二人共末長く夫婦にしてやりたい心得だから、何(ど)うか唯(たっ)た一人のお娘子だが、友之助にやっては下さらんか、私(わし)が媒妁(なこうど)になります、紀の善でも得心して私(わし)が様(よう)な者でもお前さんに任せると云って、見世を出し、代物(しろもの)まで紀の善から送ってくれるから、商売を始めれば当人も出世が出来、お前さんがお村さんをやってくれゝば、事穏(おだや)かに治(おさま)りますから何(ど)うか遣(や)って下さいな」

さ「いえ/\、飛んでもない事を云う、お気の毒だが遣れません、唯(たっ)た一人の娘です、それを遣っては食うことに困ります」

文「それは遣り切りではない、嫁にやるのだからお前さんは何処までも姑(しゅうと)だによって引取っても宜しいのだが、お前さんも斯う云う処に粋(すい)な商売をしている人だから、矢張り隠居役に芸者屋をして抱えでもして楽にお暮しなさい、其の手当として友之助の方からは一銭も出来ませんが、私の懐から金子五十両出して上げますから、それで抱えでもして気楽にお在(い)でなさる