Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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なりひらぶんじひょうりゅうきだん

業平文治漂流奇談

三遊亭 円朝

Lesen Sie 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 159.974 Zeichen · 317 Bildschirme

Aozora Bunko

人が上手です。此の人の打(う)つのは痛くって身体に障らんように打ちますが、刺青(ほりもの)のある者は何(ど)うしても強そうに見えるから苛(ひど)く打ちまして、弱そうな者は柔かに打(ぶ)ちます。亥太郎は少しも恐れないで「早く打(ぶ)ってお呉(く)んねえ」などと云い、脊中に猪の刺青が刺(ほ)ってあり、悪々(にく/\)しいからぴしーり/\と打(う)ちます。大概(たいがい)の者なら一百打つとうーんと云って死んで仕舞うから五十打つと気付けを飲まして、又後(あと)を五十打つが、亥太郎は少しも痛がらんから、

獄吏「気付けを戴くか」

亥「気付なんざア入らねえ、さっさとやって仕舞ってくんねえ」

と云うから尚お強く打つが、少しも疲(よわ)りませんで、打って仕舞うとずーっと立って衣服(きもの)をぽん/\とはたいて、

亥「小市さん誠にお蔭様で肩の凝(こり)が癒(なお)りました」

と云ったが、脊中の刺青が腫(は)れまして猪(しゝ)が滅茶(めっちゃ)になりましたから、直ぐ帰りに刺青師(ほりものし)へ寄って熊に刺(ほり)かえて貰い、これから猪(い)の熊(くま)の亥太郎と云われました。