Japanische Klassiker mit Furigana
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なりひらぶんじひょうりゅうきだん
業平文治漂流奇談
三遊亭 円朝
Lesen Sie 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 159.974 Zeichen · 317 Bildschirme
喜「いやそれは、お母様(っかさま)が御膳が進まんと云う事はきゝましたが全くですか、昨日(きのう)お見舞に出た時、お食は如何(いかゞ)ですと申した処が、なに御飯(ごはん)は三椀(ばい)も喫(た)べられて旨いと仰ゃったが、それでは嘘ですか、命を捨てゝも浪島の苗字(みょうじ)が大切と思召(おぼしめ)し、御老体の身の上で我子(わがこ)を思う処から、餓死しても貴方の身を立てさせたいと思召す、それに貴方が御孝心ゆえ左様に御心配なさるのでしょう、宜しい、お詫に出ましょう、かやがお母様の御意(ぎょい)に叶(かな)って居りますから、かやも同道致してお詫に上りましょう」
と直ぐに羽織を引掛(ひきか)け、一刀帯(さ)して女房おかやを連れ、文治郎の台所口から、
喜「はい御免なさい」
森「藤原さんですか、お母さんが膳を転覆(ひっくりけえ)して旦那もお困りですが、お母さんは※(たが)がゆるんだのだ」
喜「これ大きな声をしてはいけません」
と母親の居間へ通り、
喜「お母様御機嫌宜しゅう」
母「おやお揃(そろ)いで」
喜「只今承わりましたが、文治郎殿がお失策(しくじり)で中々お聞入れがないから、手前に代ってお詫をしてくれと、何事にも恐れぬ