Japanische Klassiker mit Furigana
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なりひらぶんじひょうりゅうきだん
業平文治漂流奇談
三遊亭 円朝
Lesen Sie 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 159.974 Zeichen · 317 Bildschirme
のですか」
「そうじゃアない、火を放(つ)けたのだそうです、火を放けて燃え上ろうとする処を揉消(もみけ)したんだそうです」
「火を放けたんですか、物にならなくってお互に好(い)い塩梅(あんばい)でした」
「なアに妾(めかけ)を盗んだそうです、剣術遣いの妾を町人が盗んだのだと云うことです」
「なアに借のある奴がしらばっくれて表を通る処を捕えたのだそうです」
「なアに、そうじゃアない、出入の町人の女房を取られたのだとね、金を取られた上にあんな目に逢うのだとね」
「そうじゃアない巾着切(きんちゃくき)りだと」
などと少しも分りません。処へ文治郎が通り掛りますと、向うから知って居(お)る者が参りまして、
「旦那今日(こんち)は」
文「これは暫(しばら)く」
「今日(こんち)は何方(どちら)へ」
文「母と羅漢寺へ参詣に参りました…向うに人立ちのして居(お)るのは何(なん)です」
「彼(あれ)はたしか旦那様御存じでございましょう、もと駒形にいて今は銀座に店を出している袋物屋だそうです、彼処(あすこ)へ出入中に金の抵当(かた)に女房を取られ、金を返しに行ったところが、金を取られ、女房は返えさず打ち打擲した