Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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なりひらぶんじひょうりゅうきだん

業平文治漂流奇談

三遊亭 円朝

Lesen Sie 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 159.974 Zeichen · 317 Bildschirme

Aozora Bunko

お嬢さんよ、此のお嬢さんを知ってるか」

森「知ってる、これは思掛(おもが)けねえ、知ってるとも、お前さんの処(とこ)のお父(とっ)さんが目が悪くって、お前(めえ)さんが天神様でお百度をふみ、雪に悩んで倒れている処へ家(うち)の旦那が通り掛り、薬を服(の)ませて立花屋で薬をやった時、旦那がお前(めえ)さんは感心だ、裙捌(すそさば)きが違うと云って大変褒(ほ)めた、そうして金をやった時、あなたは受けねえと云うと、旦那が満腹だと云った」

國「満腹は腹のくちくなった時のことだ」

森「何(なん)とか云ったねえ」

國「感服だろう」

森「感服だ、感服だと褒めた、旦那が女を褒めたことはねえが、この嬢(ねえ)ちゃんばかりは褒めた、お父(とっ)さんはどうしましたえ」

國「お亡(かく)れになった」

森「お亡れになってどうしたね」

國「死んだのだ」

森「死んだえ、死んだ時は何(なん)とか云うのだね」

國「御愁傷さまか」

森「御愁傷さまだろう」

國「お父様(とっさま)が亡(な)くなって外(ほか)に親類はなし、行(ゆ)き処のない心細い身の上、旦那様は情深い