Japanische Klassiker mit Furigana
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なりひらぶんじひょうりゅうきだん
業平文治漂流奇談
三遊亭 円朝
Lesen Sie 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 159.974 Zeichen · 317 Bildschirme
御遺恨でもありますことか、果し合とやら云うようなお身姿でございますが、お出(で)遊ばすかと思えば又直ぐお早くお帰りのこともあり、誠に私(わたくし)には少しも理由(わけ)が分りません、元より此方(こちら)へ嫁に参りたいと願いました訳でもございませず、どうか便り少い者ゆえ貴方様へ御飯炊奉公(ごぜんたきぼうこう)に参って居りますれば、不調法を致しましても、お情深い旦那様、行(ゆ)き所もない者と無理に出て行(ゆ)けとお暇(いとま)も出まいと思い、旦那様をお力に親の亡い後(のち)には唯(た)だ此方様(こなたさま)ばかりを命の綱と取縋(とりすが)って、御無理を願いましたことで、思い掛けなくお母様が嫁にと御意遊ばして、冥加に余ったことなれど、実は旦那様は嘸(さぞ)お嫌(いや)であろうと存じて居りました処が、御孝心深いあなた様、お母様の云うことをお背き遊ばさずに、親が云うからと不束(ふつゝか)な私(わたくし)を嫁にと仰しゃって下さりまして、私(わたくし)は実に心が切のうございます、何卒(どうぞ)女房と思し召さず御飯炊の奉公人と思召してお置き遊ばして下さる