Japanische Klassiker mit Furigana
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なりひらぶんじひょうりゅうきだん
業平文治漂流奇談
三遊亭 円朝
Lesen Sie 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 159.974 Zeichen · 317 Bildschirme
んじ)で、我童(がどう)兄弟と福助(ふくすけ)の愛敬を衣に振り掛けて、気の利いた所が菊五郎(きくごろう)で、確(しっか)りした処が團十郎(だんじゅうろう)で、その上芝翫(しかん)の物覚えのよいときているから実に申分(もうしぶん)はございません。文治が通りますと近所の娘さんたちがぞろ/\付いて参りまして、
娘「きいちゃん、一寸今業平文治さんと云う旦那が入らしったから御覧なはいよ、好(い)い男ですわ、アラ今横町へ曲って行(ゆ)きましたわ、此方(こっち)のお芋屋の前を抜けて瀬戸物屋の前へ出れば逢えますよ」
と云って娘子供が大騒ぎをするから、お婆(ばあ)さんも煙(けむ)に巻かれて、
婆「此方(こっち)へ参れば拝めますかえ」
と遊行様(ゆぎょうさま)と間違えるくらいな訳であります。これはその筈(はず)で、文治は品行正しく、どんな美人が岡惚(おかぼ)れをしようとも女の方は見向きもしないで、常に悪人を懲(こら)し貧窮ものを助ける事ばかりに心を用いて居ります。その昔は場末の湯屋(ゆうや)は皆入込(いれご)みでございまして、男女(なんにょ)一つに湯に入る