Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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なりひらぶんじひょうりゅうきだん

業平文治漂流奇談

三遊亭 円朝

Lesen Sie 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 159.974 Zeichen · 317 Bildschirme

Aozora Bunko

と云うのを文治が塀のところで見て居りましたが、

文「森松悪い奴だのう」

森「何(なん)です、雪の中へ紅葉とは何の事です」

文「彼(か)の二人を切ると云うから己(おれ)が鳥渡(ちょっと)詫びてやろう」

森「お止しなさい/\」

文「どうも見れば捨置く訳にはいかんから」

と織色(おりいろ)の頭巾(ずきん)を猶(な)お深く被(かぶ)って目ばかり出して士(さむらい)の中へ入り、

文「えー御両所、此の者どもは二人共酔って居りますから、どうか免(ゆる)してやって下さい、そんなに人を無闇に切るものでは有りません」

士「貴公はなんだ、捨ておけ、武士に向って不礼(ぶれい)至極、手打に致すは当然(あたりまえ)だわ、それとも貴公は此の町人の連(つれ)か」

文「いゝえ通り掛りの者ですが、此の者どもを切るのは人参(にんじん)や大根を切るより易(やす)いではござらぬか、夜中(やちゅう)帯刀して此の市中を歩いて、無闇に刀を抜いて人を切るなどと云う事を仰しゃれば、先生のお名前にも係(かゝわ)りましょうから、サッサとお宅へお帰んなさい」

士「無礼至極、不届至極な事を云う