Japanische Klassiker mit Furigana
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なりひらぶんじひょうりゅうきだん
業平文治漂流奇談
三遊亭 円朝
Lesen Sie 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 159.974 Zeichen · 317 Bildschirme
そうでございますが、都へお帰りの時船が覆(くつがえ)って溺死(できし)されましたにより、里人(さとびと)愍(あわ)れと思って業平村に塚(つか)を建てゝ祭りました、それゆえに前には船の形を致しました石塚でありましたそうで、其の頃は毎月(まいげつ)廿五日は御縁日で大分(だいぶ)賑(にぎわ)いました由にございます。其の天神前で文治は計らずも助けました娘は、親父(おやじ)が眼病ゆえ毎夜親の寝付くを待って家(うち)を抜け出して来て、天神様へ心願を掛けましたと云う事を聞いて、文治が不憫(ふびん)と思って四十両の金を遣(や)りましたけれども、娘は堅いからとんと受けませんで、親父に手渡しにしてくれと云うから、文治も感心し、介抱して松倉町の角まで送って来ると、前(ぜん)申しました剣術遣いの内弟子でございましょう、荒々しい士(さむらい)が無法にも商人(あきんど)を斬ろうとする所ですから、文治が中へ入って和(やわ)らかに詫をすると、付けあがり、容赦はしない、打(ぶ)ち斬って仕舞うと云いながら長柄(ながつか)へ手を掛けたから、文治もプツリッと親指で鯉口を切り、一方(かた/\)の手には蛇の目の傘を持ち、高足駄(たかあしだ)を穿(は)いた