Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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なりひらぶんじひょうりゅうきだん

業平文治漂流奇談

三遊亭 円朝

Lesen Sie 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 159.974 Zeichen · 317 Bildschirme

Aozora Bunko

元来此の女は山(やま)の浮草(うきくさ)と云う茶見世へ出て居りました浮草(うきくさ)のお浪(なみ)という者で、黥再刺(いれなおし)で市中お構いになって、島数(しまかず)の五六度(たび)もあり、小強請(こゆすり)や騙(かた)り筒持(つゝもた)せをする、まかなの國藏(くにぞう)という奴の女房でございますからたまりません、

浪「一寸(ちょっと)番頭さん」

番「へい、なんでございます」

浪「あの少し其処(そこ)ではお話が出来ないから此処(こゝ)へ下りておくれよ、毎晩私に悪戯(いたずら)をする奴があるよ、私の臀(しり)を抓ったり脊中を撫でたりするのはいゝが、今日は実に腹が立ってたまらないから、其奴(そいつ)を此処へ引摺り出しておくれ、私も独身(ひとりみ)じゃアなし、亭主(ていしゅ)もあるからそんな事をされては亭主に対して済みません、引出しておくれよ」

番「誠にお気の毒様でございますが、込合う湯の中でございますから、あなたがその人の顔を覚えて入らっしゃらないでは、此処へ出ておくんなさいと云っても、誰(たれ)も出る者はありませんから分りません、へい」