Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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なりひらぶんじひょうりゅうきだん

業平文治漂流奇談

三遊亭 円朝

Lesen Sie 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 159.974 Zeichen · 317 Bildschirme

Aozora Bunko

村「姉さんお出(いで)なはい」

月「お村はん、今お母(っか)はんに三浦屋の御舎さんの事を話したのだが、諾(うん)とさえ云えば大した事になるのだよ、嘸(さぞ)此間(こないだ)からお前に種々(いろ/\)な事を云うだろうね」

村「あゝ、来るたんびに変な事を云って困るよ」

月「私にも種々云ってしょうがないから、騙(だま)かして云い延べて置いたが、責(せめ)られてしょうがないよ」

さ「お村や、諾(うん)とお云いよ、有難い事だ、姉さんが何とか、日光(にっこう)御社参(ごしゃさん)とかいうお方が妾になれと仰しゃるのは有り難い事だから、諾とお云いよ」

村「姉はん、それは男も醜くはなし綺麗なような人だが、何だか私は虫が好かない、彼(あ)の人の傍(そば)に坐ると厭な心持になりますよ、そうして反身(そっくり)かえって煙管(きせる)を手の先で振廻し、落してお皿を欠いたり、鼻屎(はなくそ)をほじくっては丸薬にしたりして何(なん)だか厭だよ」

月「そうサ、変な処があるよ、気には入るまいが持物になって仕舞えば又好きな事も出来るわねえ」

さ「有難いことだから諾(うん)とお云いよ、おい諾と云わないかよ」