Japanische Klassiker mit Furigana
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なりひらぶんじひょうりゅうきだん
業平文治漂流奇談
三遊亭 円朝
Lesen Sie 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 159.974 Zeichen · 317 Bildschirme
友「静かにしねえ、死ぬ/\と云って人に知れるといけないから、斯(こ)う云う事なら金でも借りて来て総花(そうばな)でもして華々しくして死ぬものを、たんとは無いが有りッたけ遣(や)って仕舞おうじゃないか、お前も遣ってお仕舞い」
村「死ぬには何(なん)にも入らないから笄(かんざし)も半纒(はんてん)も皆(みん)な遣って仕舞います」
友「それでは其の積りで」
村「本当かえ、嬉しいねえ」
と迷(まよい)の道は妙なもので、死ぬのが嬉しくなって、お村は友之助の膝に片手を突いて友之助の顔を見詰めて居りましては又ホロリ/\と泣きます。其の時に廊下でパタ/\と音がするから、人が来たなと思い、それと気を付ける時、襖(ふすま)を明けて女中が見えました。
女「お銚子がお熱くなりました、誠に大層お静かでございます…お酌を致しましょう」
友「はい願いましょう、毎度御厄介を掛け、世話をやかしてお気の毒さま、もう私もこれぎり来られまい、遠方へ行(ゆ)きますから、姉さんの顔も是が見納めでしょう」
女「まア厭でございますねえ、そんな事を仰しゃると心細うございますよ、此の間も久しい