Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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まさおかしき

正岡子規

夏目 漱石

Lesen Sie 正岡子規 (まさおかしき) von Natsume Sōseki (夏目 漱石) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 3.363 Zeichen · 7 Bildschirme

Aozora Bunko

すれっからしであった。(悪い意味でいうのでは無い。)

又彼には政治家的のアムビションがあった。それで頻りに演説などをもやった。敢て謹聴するに足る程の能弁でも無いのに、よくのさばり出て遣った。つまらないから僕等聞いてもいないが、先生得意になってやる。

何でも大将にならなけりゃ承知しない男であった。二人で道を歩いていても、きっと自分の思う通りに僕をひっぱり廻したものだ。尤も僕がぐうたらであって、こちらへ行こうと彼がいうと其通りにして居った為であったろう。

一時正岡が易を立ててやるといって、これも頼みもしないのに占ってくれた。畳一畳位の長さの巻紙に何か書いて来た。何でも僕は教育家になって何うとかするという事が書いてあって、外に女の事も何か書いてあった。これは冷かしであった。一体正岡は無暗に手紙をよこした男で、それに対する分量は、こちらからも遣った。今は残っていないが、孰れも愚なものであったに相違ない。