Japanische Klassiker mit Furigana
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むさしたびにっき
武蔵旅日記
山中 貞雄
Lesen Sie 武蔵旅日記 (むさしたびにっき) von 山中 貞雄 (やまなかさだお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 12.659 Zeichen · 27 Bildschirme
ヒラリと二階から、その中へ、とび下りた団九郎。
驚く一同。
団九郎、文六に向って、
T「珍しや、父の敵
頓間野郎兵衛ッ」
アレッと文六、驚いた。
殿様も老臣も家臣も驚いた。
文六「これッ何を申す」と言っても団九郎、
無二無三と斬って来る。
殿様が、
T「さては
騙り者か」
と言う。
文六浮かぶ瀬も無い。
家臣等も、やっと思い出した。
「立札」
T 百両
でズラリと抜刀して、
T「助太刀致す」
と文六に斬り掛かる。
文六驚いて遂に逃げ出す。
追う一同。
二階の武蔵は見送って、何か決心して、ツと室へ入る。(F・O)
S=元の川端――夜
文六逃げて来た。
追い付いた団九郎と家臣等。
家臣等はグルッと取り囲む。
文六、必死に叫ぶ。
T「こら、嘘を申すな
嘘をッ」
団九郎が「何が嘘だ!」と鼻息荒く、斬って来る。
文六が逃げ乍ら、
T「貴様こそ
拙者の為には
父の敵」
ナッナニをぬかす、と団九郎。
文六が一同に、
T「各々方
此奴が
真の敵!」
団九郎も負けて居ない。
T「貴様が敵じゃ
馬鹿野郎!」
文六が、立廻り乍ら、
T「此奴の顔を
見て下され
顔をッ」
と言って、
T「親の敵らしい