Japanische Klassiker mit Furigana
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むさしたびにっき
武蔵旅日記
山中 貞雄
Lesen Sie 武蔵旅日記 (むさしたびにっき) von 山中 貞雄 (やまなかさだお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 12.659 Zeichen · 27 Bildschirme
亭主が聞かれて「よくお訊ね下さいました」
実は、
T「隣りの室のお客様が
宮本武蔵先生」
これには武蔵、ばからしゅうて暫時言葉も出なかった。
やがて、心に何か決する処があってか、
T「宮本先生と
御同宿致すとは
願ってもなき倖せ」
そうで御座います、と亭主。
武蔵が、
T「御亭主
折入って
御頼みがある」
と言う。
何で御座いますか、と亭主。
S=おしまの室
おしま褞袍と着換えてやっと落ち着いた処。
嬉しそうで独り言、
T「どうやら
宮本武蔵って先生に
遭えるらしい」
と言う。
S=団九郎の室
武蔵を伴って亭主が団九郎の前に、
平伏して、頼み込んで居る。
団九郎、例の如く、ふんぞり返って居る。
T「身共の弟子に
なりたい?」
武蔵が、
T「先生の門人として
道中御供
致し度う御座る」
ウンウンと団九郎。
亭主も傍から頼む。
団九郎がよろしいと承知したので、
二人は喜んで礼を述べる。(F・O)
T さて
翌る日――
S=街道
早水団九郎、荷物を全部、宮本武蔵に持たせて威張り返って歩いて行く。
団九郎歩き乍ら武蔵を振り返る。
T「今迄何流を
学んで居った?」
武蔵が「ハイ