Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ひかくしんわがく
比較神話学
高木 敏雄
Lesen Sie 比較神話学 (ひかくしんわがく) von 高木 敏雄 (たかぎとしお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 177.624 Zeichen · 348 Bildschirme
「ズールー」人も之を語り、「ブシュマン」人も之を語り、「マラガシー」人も之を語る。而して其最も普通なるは、背後に投げし櫛の、竹薮に変ぜしと云うもの之なり。日本神話は伊弉諾ノ神の黄泉国行の条に於て、之を語る。此等の説話は、之を名づけて、逃亡説話と称す可し。英雄の逃亡を物語る説話も亦た、広く世界に散在する説話の一形式にして、黄泉国行のかの記事は、民間説話的記事の神話中に混入せしものと、観察するを得可し。『古事記』に曰く、
是に伊邪那岐ノ命、見かしこみて逃げ返ります時に、其妹伊邪那美ノ命、吾に辱見せ給いつと申給いて、即ち予母都志許売を遣して追わしめき。爾に伊邪那岐ノ命黒御鬘を取りて、投げ棄て給いしかば、乃ち蒲の子生りき。是をい食む間に、逃出でますを、猶追いしかば、亦た其右のみみづらに刺させる湯津津間櫛を引き闕ぎて、投げ棄て給えば、乃ち筝なりき。是を抜き食む間に、逃げいでましき。また後には、かの八種の雷神に、千五百の黄泉軍を副えて、追わしめき。爾御佩せる十拳剱を抜きて、後手につきつつ、逃げ来ませるを、猶追いて、黄泉比良阪の阪本に到る時に、其阪本なる桃の子三つ取りて、待ち撃給いしかば、悉くに逃げ返りき。