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Japanische Klassiker mit Furigana

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ひかくしんわがく

比較神話学

高木 敏雄

Lesen Sie 比較神話学 (ひかくしんわがく) von 高木 敏雄 (たかぎとしお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 177.624 Zeichen · 348 Bildschirme

Aozora Bunko

山に隠る。其一人、食を求めんが為めに、微行して出で、迫害の益々急なるを聞き、帰りて之を山中に語る。七人相共に涕泣せしが、上帝の恩恵によりて、自ら眠りぬ。かくて、三百六十年の後、はじめて目覚めたるに、其間一夜の如くなりき。これ、其説話の大要なり。思うに、此説話は、そのはじめ東方より伝わりし者の如し。第五世紀或は第六世紀の頃、「メソポタミア」の一僧正、はじめて之を書き綴りたり。之をはじめて欧羅巴に伝えし者はグレゴールなりしが如し。其後第九世紀の頃ディオニソス之を「シリア」に物語り、其次に之を伝えしフォーティウスは、マモメットが此説話を其経典に取りし由を云えり。十世紀の頃、阿剌比亜の記録に之を加えしは、オイティウスなりき。一方には、此説話のかく分布せし際に、他の一方には、別に之に似たる説話の物語られしあり。プリニーは、叙事詩人エピメニデースが或夏の日に、洞窟中に眠りしまま、五十七年の間目覚めざりしと云う説話を記す。こは天神ツォイスの恩恵によりて、童顔鶴髪のまま永き眠をつづけしと云う牧羊者エンディミリオンの説話を変形せしものなり。何れの説話も睡眠を以て、長日月経過の必須条件とする点に於ては、即ち一なり。