Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

みずしちけい

水七景

小川 未明

Lesen Sie 水七景 (みずしちけい) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 2.631 Zeichen · 6 Bildschirme

Aozora Bunko

そうしたら、はいって、ご飯のしたくをします。」と、母親は、答えました。

日が、だんだんと、西へかたむいて、水の上が、かげりはじめました。

そのとき、川上から、新しい菜の葉が、流れてきました。

「お母さん、どこで、菜を洗っているんでしょうね。」

「さあ、どこの家でしょうね。どこでも、このお天気のうちに、菜をつけるんですよ。きっと、このあとは、雪がふりますからね。」

ふと、このとき、少年の頭に、ほかでも、こうして、母親をまっている、子どものあることが、うかびました。

*

庭先の、大きな水盤には、夏から、秋へかけて、まっかな、すいれんの花がさきました。

また、きんぎょと、めだかが、なかよく、泳いでいました。

そのころ、毎日、一ぴきのはちが、水をのみに、とんできました。はちは、すいれんの、まるい葉のまん中へ、おりました。それから、水にひたる、葉のふちまで歩きました。

いつしか、秋が深くなると、すいれんの葉は、黒くくちて、水の底へしずみました。また、はちも、どこへいったか、こなくなりました。けれど、水盤の中では、あいかわらず、きんぎょと、めだかが、泳いでいました。