Japanische Klassiker mit Furigana
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わたしのこどもじぶん
沖縄女性史
伊波 普猷
Lesen Sie 沖縄女性史 (わたしのこどもじぶん) von 伊波 普猷 (いはふゆう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 29.877 Zeichen · 60 Bildschirme
私の本家の方では盗まれた叔父をこの機会に取り返すという議があって、一番上の伯父さんがわざわざ上京することになった。
叔父が盗まれたというと少し語弊があるが、当時の人は皆そういっていた。ところがその実叔父は盗まれたのではなく、自分で希望していったということだ。今になって考えて見ると、当局者はこの利口な少年を東京につれていって、新しい教育を受けさせる積りであったということがわかる。そこで世間の悪口屋は許田の家では子供を高価で日本人に売ったなぞといっていた。とにかく叔父は東京に行くと間もなく、共慣羲塾に這入って勉強した。そしてさっそく断髪して服装までかえたということだ。してみると、叔父は沖縄から東京にいった最初の遊学生で、しかも沖縄人で断髪した者の嚆矢と言わなければならぬ。ほかに沖縄の先輩となった岸本以下数名の青年は彼と入り違いに上京したということだ。四月に叔父はいよいよその兄さんにつれられて帰省した。故郷を飛び出して満二年で帰ったのだ。家の人は彼が断髪して、見違えるほどになったのを見て吃驚した。そして死んだ人が蘇って来たかのように喜んだ。その日叔父はいたって快闊に話していた。