Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ちゅうもんのおおいりょうりてん

注文の多い料理店

宮沢 賢治

Lesen Sie 注文の多い料理店 (ちゅうもんのおおいりょうりてん) von Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 106.269 Zeichen · 223 Bildschirme

Aozora Bunko

」

「では帰って遊んでよろしい。」校長さんは今度は私に向きました。担任の先生はきちんとまだ立っています。

「只今のようなわけで、至って無邪気なので、決して悪気があって笑ったりしたのではないようでございますから、どうかおゆるしをねがいとう存じます。」

私はもちろんすぐ云いました。

「どう致しまして。私こそいきなりおうちの運動場へ飛び込んで来て、いろいろ失礼を致しました。生徒さん方に笑われるのなら却って私は嬉しい位です。」

校長さんは眼鏡を拭いてかけました。

「いや、ありがとうございます。おい武村君。君からもお礼を申しあげてくれ。」

三年担任の武村先生も一寸私に頭を下げて、それから校長に会釈して教員室の方へ出て行きました。

校長さんの狐は下を向いて二三度くんくん云ってから、新らしく紅茶を私に注いでくれました。そのときベルが鳴りました。午后の課業のはじまる十分前だったのでしょう。校長さんが向うの黒塗りの時間表を見ながら云いました。

「午后は第一学年は修身と護身、第二学年は狩猟術、第三学年は食品化学と、こうなっていますがいずれもご参観になりますか。」

「さあみんな拝見いたしたいです。