Japanische Klassiker mit Furigana
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こうずいたいりくをのむ
洪水大陸を呑む
海野 十三
Lesen Sie 洪水大陸を呑む (こうずいたいりくをのむ) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 6.328 Zeichen · 13 Bildschirme
そしてすばらしい文化を持ったその大陸が、永遠に波の下にのまれてしまうのだ。人もけだものも、それから鳥やコウモリまでも、みんな翼の力が及ばないで、波の下にのまれてしまうのだ」
そのとおりだった。三四郎は、おそろしくも悲しきアトランチス大陸と人と生物との最後を見とどけた。そのために彼は、全身の力をつかい切ったと思った。
希望の光は
「なぜ――なぜアトランチス大陸は、海の下に沈んでしまったの」
三四郎は、あえぎながら、たずねた。
「月の一つがなくなったら、地球の上の潮のみちひきが急にかわったのだ。月の海水に働く引力によって、潮のみちひきが起り、また海の水の高さがきまるのだ。月が一つなくなったために、アトランチス大陸のところでは海の水位があがって、大陸をのんでしまったのだ。自然の力は、大きいもんだね」
「人間の力なんて小さいですね」
「そうもいえまい。だってアトランチス大陸は亡んだが、それから一万年以上たって今はどうであろう。このとおり人間はいたるところにふえ、世界は栄えているのだ」
「そうだ。いつの間にか人間がふえた」
「文化も進んだ。アトランチス時代には、思いもつかなかったことだが、今は人類は空をとぶことも出来る。