Japanische Klassiker mit Furigana
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いきにんぎょう
活人形
泉 鏡花
Lesen Sie 活人形 (いきにんぎょう) von 泉 鏡花 (いずみきょうか) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 41.111 Zeichen · 82 Bildschirme
座敷には泰助が、怪しき婦人を見送りて、下枝の写真を取出し、洋燈に照して彼とこれと見競べている処へ、亭主は再び入来りて、「お客様、寝床を敷いてやりますと、僵れる様に臥りました。何だか不便な婦人でございます。「それは深切に好くしておやんなすった。そうして何とか言いましたかい。「あれは唖じゃないかと思われます。何を言っても聞えぬようすでございます。「何しろ談話の種になりそうだね。「いかさまな。「で、私はこれからちよいと行って来る処がある。御当家へ迷惑は懸ないから、帰るまでああして蔵匿て置いて下さらないか、衣服に血が附てたり、おどおどしている処を見ると、邪慳な姑にいびられる嫁か。「なるほど。「あるいは継母に苦しめられる娘か。「勾引された女で、女郎にでもなれと責められるのか。こりゃ、もしよくあるやつでございますぜ。「うむその辺だろう。何でも曰附に違いないから、御亭主、一番侠客気を出しなさい。「はあて、ようごぜえさあ、ほい、直ぐとその気になる。はははははは。かからんには後に懸念無し。亭主もし二の足ふまば我が職掌をいうべきなれど、蔵匿うことを承知したればそれにも及ばず都合可し。