Japanische Klassiker mit Furigana
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うらわみつこのじけんにかんして
浦和充子の事件に関して
宮本 百合子
Lesen Sie 浦和充子の事件に関して (うらわみつこのじけんにかんして) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 4.052 Zeichen · 8 Bildschirme
日本の警官はイギリスのストックヤードの警官のように足を掬って自由を失ったところを逮捕すればよく、その人が警官を殺そうとして反抗をしない限り足を撃って自由を失ったものを逮捕する、そういう訓練はうけていない。日本の今日の警官は大部分が戦争経験者です。これらの人々は人を殺すためにピストルをうつことばかり教わって来た人であり、それを実行した人々です。だから新聞に出る事件を見ると命中面のひろい腹背なんかうっては、必要のない殺人をひきおこしています。それはみんな軍隊で教わったものです。そういう人が十万、十五万あればある意味では一種の殺人隊です。治安を守る人よりもあるときにおいて極端に治安を乱す人である。
そういうふうなことを、私どもの常識は平和とか基本的人権とかいうことの現実と結びつけて、直ぐピンと感じるような感覚を十分もっていないということが、問題だと思います。たとえば、浦和充子の問題で基本的人権がいわれる場合でも、検事がそれほどこの事件の社会問題の面を強調なさるならば、すべての勤労人民の生活安定の問題、託児所の問題について広い社会問題として労働組合も学生も、いろいろ私ども婦人たちも、みんなそれについては社会的発言をしておりますし、する組織をもっております。