Japanische Klassiker mit Furigana
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うかぶひこうとう
浮かぶ飛行島
海野 十三
Lesen Sie 浮かぶ飛行島 (うかぶひこうとう) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 124.009 Zeichen · 249 Bildschirme
なにしろここは南シナ海の真中のこととて軍艦は投錨しようにも、錨は海底へとどかないので、太い縄でもって桟橋にゆわえつけるのであった。
いま飛行島は、工事は三分の二を終ったところであった。工事は、まず鉄塔が組立てられると、横に鉄材の腕が伸び、その先へだんだん新しい別のうきつきの鉄塔が取付けられ、上には飛行甲板が張られる。こういう順序に、中央から始って両側へと、骨組の難工事はおしすすめられてゆくのだった。それが出来上ると、甲板上の大きな室ができたり、そのほかこまごました装置が取付けられたりして、飛行島の内臓や手足ができてゆく。その後で、さらに飾りつけそのほかの艤装がついて完成するのであった。
工事に従っているのは、前にものべたように英国の技師と職工が中心になり、その外の労働者たちは、印度人もいれば中国人もいるというわけで、まるで世界の人種展覧会みたいな奇観を呈していた。
須磨、明石の両艦では、半舷上陸が許されることになった。尤も時間がきめられていて、夕刻までには両舷とも上陸見学を終ることになっていた。
川上機関大尉は、午後三時から始る後の方の上陸組に入っていた。