Japanische Klassiker mit Furigana
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うみにいくるひとびと
海に生くる人々
葉山 嘉樹
Lesen Sie 海に生くる人々 (うみにいくるひとびと) von 葉山 嘉樹 (はやまよしき) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 161.305 Zeichen · 321 Bildschirme
今、われら自身でわれらを教育するんだ。今、われらは、すべてを自分の手でやって見せようと意気込んでいるんだ。われらを教えわれらを導き、われらの理想を作り、われらの戦術を考え、われらの道徳を定め、人類共同の社会を建設する。それらは皆、われら自身でやるんだ。そしてわれらとは、すべて額に汗して働くもののことだ!
一八
伝馬はすべった。そして船長は寒くて、二人は汗まみれになって、日本波止場へついた。
船長は、飛び上がった。トランクも投げ上げられた。
小倉は、纜綱を波止場に纜った。そして二人ともその浮波止場に飛び上がった。
船長は、まだ十分その権力が裏づけられていなかった。船長は、ポケットから、その金時計を出して、機械マッチで今が一時四十分であることを知った。彼は自動車で十五分、二時には家へ帰りつける。で早く、「この油断のならないナラズ者」どもを、本船へ帰してやらねばならなかった。
彼はポケットから、五十銭銀貨を二枚つかみ出して、それが確かに二枚であることを知って、それを、小倉に渡した。
「蕎麦でも食ったらすぐ帰れよ! おそくならんように」そういうと彼は、そのままトランクを持ってスタスタ歩き始めた。