Japanische Klassiker mit Furigana
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うみにいくるひとびと
海に生くる人々
葉山 嘉樹
Lesen Sie 海に生くる人々 (うみにいくるひとびと) von 葉山 嘉樹 (はやまよしき) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 161.305 Zeichen · 321 Bildschirme
「だが、全く、癪にさわるじゃないか、停止も食わせないなんて、監獄にでもほうり込んで、やりたいくらいだ。治警に立派に、引っかかってるんだからね。畜生め?」
それは、船長が憤るのは、いうまでもない「ごもっとも」な話だ。
二人は、まだ何かこそこそと話した。一々そんな話を書くのは、面倒臭くて堪えられない話だ。先へ進もう。急げ、急げ。
四五
船長と、チーフメーツとはサロンへと出て行った。
ところが、これはどうだ。サロンの入り口へ火夫たちがまっ黒に集まって、中をのぞき込んでいるのだ。口笛を鳴らす者があった。足踏みをするものがあった。
船長とチーフメーツとがサロンへはいると、彼らは、水夫たちへの激励から、船長、チーフメーツへの示威運動へと移った。
口笛が盛んに鳴った。足踏みが拍子をとって、踏み鳴らされた。
「何だ! そんなとこから、のぞき込みやがって、あっちへ行け?」船長は怒鳴りつけた。
「何言ってやがるんだい(以下六字不明)!」だれかが後ろから叫んだ。
これは早く、片をつける必要があると考えた。船長は、入り口の方へ、その「物すごい」目を一閃放っておいて、椅子へ腰をおろした。