Japanische Klassiker mit Furigana
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うみのしょうねん
海の少年
小川 未明
Lesen Sie 海の少年 (うみのしょうねん) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 2.574 Zeichen · 6 Bildschirme
「僕も独りで、つまらないから、君といっしょに遊ぼうと思って呼んだのさ。」
「じゃ、二人で仲よく遊ぼうよ。」と、正雄さんは、その岩の下に立って見上げました。
「君、この岩の上へあがりたまえな。」
しかし、正雄さんにはあまり高くてのぼられないので、
「僕には上がれないよ。」と悲しそうにいいました。すると、
「そんなら僕が下りよう。」と、ひらひらと飛び下りて、さあ、いっしょに歌って遊ぼうよと、二人は学校でおそわった唱歌などを声をそろえて歌ったのであります。そして二人は、べにがにや、美しい貝がらや、白い小石などを拾って、晩方までおもしろく遊んでいました。いつしか夕暮れ方になりますと、正雄さんは、
「もう家へ帰ろう、お母さんが待っていなさるから。」と、家の方へ帰りかけますと、
「僕も、もう帰るよ。じゃ君、また明日いっしょに遊ぼう。さようなら。」といって、空色の着物を着た子供は例の高い岩の上へ、つるつるとはい上がりましたが、はやその姿は見えませんでした。
明くる日の昼ごろ、正雄さんは、海辺へいってみますと、いつのまにやら、昨日見た空色の着物を着た子供がきていまして、
「や、失敬っ。