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Japanische Klassiker mit Furigana

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かいていとし

海底都市

海野 十三

Lesen Sie 海底都市 (かいていとし) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 84.118 Zeichen · 168 Bildschirme

Aozora Bunko

そしてよく見ると、それは生き物のようにしきりに動いていた。

「な、なんだ。おどかすなよ、海もぐらの親方さん」

僕は水中電話器を通して、何者とも正体の知れない土塊に声をかけた。

僕が声をかけたとき、例の土塊ははげしく上下左右へ震動したようであった。しかし相手は返事一つしなかった。

「おい、おい、通り路をじゃましないでもらいたいもんだね」

僕はふてぶてしくいいはなった。そしてたちまち土塊に近づいて、その横を通りすぎようとした。

と、僕の行手にあたって、また別の土塊がむくむくと頭をもちあげた。一つではなかった。五つ六つ――いや、その数はぐんぐんふえて、十四五にもなったであろうその土塊は、まるでダンスでもしているように上下左右にゆれながら、僕の行手を完全にふさいでしまったのである。

このとき僕は、それまでに聞いたことのないあやしい音響を耳にした。

トロ族

僕は当惑の絶頂にあった。

むくむくと、土饅頭のような怪物が、僕のまわりを這いまわる。

へんに耳の底をつきさすような怪音が、だんだんはげしくなる。始めはそれが何の音だか見当もつかなかったが、そのうちにあれは怪物どもがさかんに喋り合っている声ではないかと思った。