Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

かいていとし

海底都市

海野 十三

Lesen Sie 海底都市 (かいていとし) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 84.118 Zeichen · 168 Bildschirme

Aozora Bunko

これまで穏健の人と見えていたオンドリまでが、もはや気が変になってしまったようになったのだ。万事休すである。

僕の心は千々に乱れた。愛する人たちの住んでいる海底都市を、トロ族の暴行より如何にして護ったらいいだろうか。また大激昂のトロ族を何とか一度で鎮まらせる方法はないものであろうかと。

……と、僕は一策を思いついた。

タイム・マシーン

最後の竿頭に立って思いついた僕の一策というのは、どんなことであったろうか。

それはすこぶる大胆な、そして乱暴な方法であった。だがそれが今残されたる只一つの道であるのだ。トロ族の群衆は、今僕の身体を八つ裂きにしようと思っている。それに続いて大挙、海底都市に侵入しようとしている。そしてトロ族の惨虐性と復讐心とが、言語に絶する暴行を演ずるであろうことは明白だ。この際だ。どんなに険しい道であろうと、それが道であれば、僕は突き進まないでいられないのだ。

「はははは、僕を血祭にするというのか」

僕はオンドリの方へ笑いかえした。

「そうだ。それによって、われわれは、先ず同胞の流した血の最初の一滴をとりかえすのだ。あとは海底都市へなだれこんで、何十倍何百倍の血にして取り戻す……」