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Japanische Klassiker mit Furigana

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かいていとし

海底都市

海野 十三

Lesen Sie 海底都市 (かいていとし) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 84.118 Zeichen · 168 Bildschirme

Aozora Bunko

カビ博士が急造した言語の翻訳器械は、各人の胸にとりつけられた。それは写真器ほどの小型のものだったが、なかなか成績は優秀で、相手の言葉はこの中ですぐ翻訳されて生理波となり、自分の脳を刺戟する。すると相手の言葉が自分たちの言葉となって感ずる仕掛だった。

つまり、じっさいに相手の言葉は音響とならず、直接に聴覚を刺戟して、音を聞いたと同じに感ずるのだった。

会談は、すらすらとは行かなかった。

オンドリ氏を始めトロ族の委員たちは、会談が始まると、急にはげしい気性を表に出して、これまでのかずかずの惨害事件をならべあげて、海底都市側の責任をただした。

これに対して、海底都市側では全然知らなかったために起った惨害事件であると釈明し、そして今後は大いに気をつけること、またこれまでの被害については、ある程度の見舞品を贈ることを答えた。

魚人たちの側では、それだけではあきたらないと述べ、海底都市の発展をこれ以上ひろげないこと、今始めている一切の、それらの工事を中止せよと申し入れた。

だが、海底都市側では、そういうことには従うことが出来ないこと、人口の多いことと生活のために、海底都市はますますひろげられねばならないことを主張して、ゆずらなかった。