Japanische Klassiker mit Furigana
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かいていとし
海底都市
海野 十三
Lesen Sie 海底都市 (かいていとし) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 84.118 Zeichen · 168 Bildschirme
なんという気味のわるいことだろう。これが身ぶるいしないでいられるだろうか。
その後、僕は神経を針のようにするどくして警戒していた。それは例の気味のわるい予言的な手紙の第三回目の分がそのうち僕の手に届けられるだろうが、そのときこそ僕はその手紙の主をひっつかまえてやろうと思ったからだ。
ところがその手紙は、僕の予期に反してすぐには届けられなかった。前の手紙がついたその翌日もその翌々日も新しい手紙は届けられず、それではもうおしまいかと思っていたところ、その次の日になって、遂に第三回目の手紙が僕の手許へ届けられた。ただし僕は一生けんめいに警戒していたにもかかわらず、その手紙の主をつかまえることに失敗した。
というのは、その手紙は僕がその日の朝、寄宿舎で目をさましたとき、僕の枕許においてあったからだ。
ふしぎ、ふしぎ。いったい誰がこんなに早くこのあやしい手紙を持って来たのであろう。僕が何にも知らないで眠っているとき、僕の枕許に近づいてこのあやしい手紙をおいて行く怪人――その怪人の姿を想像して僕は戦慄を禁ずることができなかった。なんという気味のわるいことだろう。