Japanische Klassiker mit Furigana
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かいていとし
海底都市
海野 十三
Lesen Sie 海底都市 (かいていとし) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 84.118 Zeichen · 168 Bildschirme
だが、それにしても、僕は知ったかぶりをしてはよろしくないと思った。分らないことは何でも分るまで聞いておくがいいと思った。ことにこの案内人のタクマ少年と来たら、肩のところにかわいい羽根をかくしている天国の天使じゃないかと怪しまれるほどの純良な無邪気な子供だったから、僕は知らないことを知らないとして尋ねるのに、すこしも聞きにくいことはなかった。ただ、自分の頭の悪さに赤面することは、しばしばあった。
「さあお客さん。実物を見た方が早わかりがしますよ。あれをごらんなさい。ぐんぐんと向こうへ押し込まれていく不錆鋼の長い桿(ビーム)をごらんなさい。あれが棚になる主要資材なんです」
なるほど、巨人国で使うレールのような形をした鉄材が数十本、上下から互いに噛み合ったようになったまま、ぐんぐん壁の向こうへ入っていく。すさまじい力だ。原子力エンジンを使ってうちこんでいるのだ。
「よく見てごらんなさい。あの長い桿には、端というものがないですからね。どこまでも一本ものとして続いているでしょう。あれは蚕が糸をくりだすのと同じ理屈で桿が製造され、そして製造される傍からああして押し出され、うちこまれていくのです」