Japanische Klassiker mit Furigana
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かいていとし
海底都市
海野 十三
Lesen Sie 海底都市 (かいていとし) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 84.118 Zeichen · 168 Bildschirme
これは今、試験的に、穴を掘ってみているので、土はどんな地質かどんな岩があるか、鉱石であるかそれを調べているのだという。
坑道の中から、長い帯のようなものが出ていて、それが川の流れのようにこっちへ押しだしてくる。それはいわずと知れたベルト・コンベーヤーで、掘った土をその上に乗せて穴の外へはこび出す器械だった。
技師と見える人が四五名、流れ出てくる土をしきりに調べている。
すると、タクマ少年が叫んだ。
「あ、金だ。黄金だ。ふうん、やっぱりそうだったんだよ、海溝には黄金があるという噂があったんだが、本当だった」
「えッ、これが金か? すごいなあ」
僕は、土の流れの中からぴかぴか光るやつを、手に拾いあげて思わず大きな声を出した。
悲願の黄金
僕はタクマ少年の案内で、海溝の排水地区から、またもや動く道路に乗って下町へ向かった。
僕は、動く道路の上にうずくまり、複雑な思いに渋い顔をしていた。
金だった。黄金が海溝の底から掘り出されていたのだ。あんなにたくさんの量の黄金を見たのは始めてだ。すばらしい富だ。あれを使えば、いろいろなものが買えるだろう。僕は非常に興奮して来た。