Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かいていとし

海底都市

海野 十三

Lesen Sie 海底都市 (かいていとし) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 84.118 Zeichen · 168 Bildschirme

Aozora Bunko

「はい、ヒマワリ軒はすぐこの先です」

僕は、早足のタクマ少年に手を引張られて、人波の中をぐんぐん歩いていった。これが大きなおどろきの序幕だとは露知らずに……。

長い廊下

「ここが、そうなんです。姉の経営しているヒマワリ軒という料理店です」

タクマ少年が、僕の袖をひいて立ち停らせたのは、上品な店舗の前だった。白と緑の人造大理石を貼りめぐらし、黄金色まばゆきパイプを窓わくや手すりに使ってあった。

「ほう、なかなか感じのいい店だ、さぞ料理もおいしいであろう」

僕はタクマ少年について、店内へ入った。この店内の構造が、僕を面くらわせた。

これまでの僕の知識によると、料理店の構造は、まず玄関を入ると、お帽子外套預かり所があり、それから中へはいると広間があって、ここで待合わせたり、茶をのんだりする。その奥に大食堂があって、卓子の準備が出来るとボーイさんが広間まで迎えに来る。まず、そういう構造の料理店が普通で、その外に酒場がついているところもあった。

ところが、このヒマワリ軒と来たら、だいぶん勝手がちがう。まず入口を入ったすぐのところが円形の広間になっていて、天井は半球で、壁画が秋草と遠山の風景である。