Japanische Klassiker mit Furigana
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かいていとし
海底都市
海野 十三
Lesen Sie 海底都市 (かいていとし) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 84.118 Zeichen · 168 Bildschirme
したがって今まで僕たちは、辻ヶ谷君とはほとんど口をきいたことがない。
その辻ヶ谷君の、かさかさにかわいた大きな顔を見たとき、僕は今までの秘密がなにもかも一ぺんに分ったように思った。
「ふふふふ、本間君。なにもそんなにふるえることはないよ。僕は君が好きだから、君を選んだわけだ。僕は君をうんとよろこばしてあげるつもりだ」
「あんないたずらをしたのは、君だったの」
「いたずらだって、とんでもない。いたずらなんという失敬なものじゃないよ」
と辻ヶ谷君は僕と向きあって、大きな顔をきげんのわるい大人のような顔にゆがめた。
「僕は君に、すばらしい器械のあることを教えてあげたのさ。実にすばらしい器械さ。未来のことがちゃんと分る器械さ。いや、そういうよりも、未来へ旅行する器械だといった方が適当だろうね」
辻ヶ谷君は、とくいらしく右あがりの肩をそびやかせた。
「未来へ旅行する器械? うそだよ。そんなものがあってたまるものか」
僕は信じられなかった。
「ふふふふ。君はずいぶん頭がわるいね。なぜって、そういう器械があればこそ、君は三回も、その翌日の行動を僕にいいあてられたんじゃないか」