Japanische Klassiker mit Furigana
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かいていとし
海底都市
海野 十三
Lesen Sie 海底都市 (かいていとし) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 84.118 Zeichen · 168 Bildschirme
僕は、なるべく聞いてないことにしたけれど、やっぱり博士の講義が耳に聞こえた。そして僕は、自分のからだが、まるで半分くさった日かげの南瓜のように貧弱きわまるものであることに恥じ、且つ自分で自分がいやになった。
カビ博士の講義がすむと、こんどは男女学生が、僕のからだをいじりまわした。それは直接手でいじるのではなく、ぴかぴか光った長い消息子のようなものを、透明碗の外から中へつきたて、その先についている五本指の触手みたいなものによって、僕のからだをいじるのであった。僕には、いくら圧しても鋼鉄の壁のように硬くて動かない透明碗の壁を、学生たちが消息子を手にとって壁につきさすとかんたんにぷすりとそれをつきとおしてしまうのであった。なんの力を利用したのか、すごい力だ。しかし消息子の先についている触手は、手ざわりのよいやわらかいものであったから、こっちのからだは痛みはしなかったが、そのかわりみんなが無遠慮に十何本もの消息子でもって僕の腋の下でも咽喉でも足の裏でもお構いなしにさわるので、くすぐったくてやりきれなかった。
その間に、僕に話しかけてくる学生もいた。僕はやりきれなくていい加減な返事をしてお茶を濁した。