Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
うんのじゅうざはいせんにっき
海野十三敗戦日記
海野 十三
Lesen Sie 海野十三敗戦日記 (うんのじゅうざはいせんにっき) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 83.094 Zeichen · 167 Bildschirme
あんな善人に、天はなぜ寿命をかさないのかと、私は恨めしく思った。戒名は佑光良円居士。
◯私の病体は、一応落着いていたように見え、四月にちょっと失敗して赤いものを出した。
◯一月には血痰が十二日、二月には七日、三月は四日位に減っていたが四月七日に小喀血(十cc位)。
すっかり自信を失う。この原因はよくは分らないが、三軒茶屋にて見つけて買って戻った百間随筆全輯六巻を、一番大きな本棚のその上に並べたが、そのとき患部のある左の方の手を使ったためかと思う。
しかし例の如く村上勝郎先生のお手当と、女房のきびしき心づかいにて、まもなくとめた。
それから一ヶ月半病床生活を送った。
四月二十三日に血痰が出た。それ以来今日まで、血痰が二三度出た。もう来客にお目にかかっている。
五日ほど前から散歩を始め、三日間つづけて外出した。それも遠方ではなく世田谷一丁目か、三軒茶屋迄位のところ。しかるに三日目の翌日、血痰を出したので、あとはとりやめとする。
ひびの入った硝子器のように、全くなさけない脆弱な躰である。
どうして血痰が出るのか。患部に血管が露出していて、それから出血することは分っているが、そこから出血させないようにするにはどうしたらいいのか。