Japanische Klassiker mit Furigana
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うんのじゅうざはいせんにっき
海野十三敗戦日記
海野 十三
Lesen Sie 海野十三敗戦日記 (うんのじゅうざはいせんにっき) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 83.094 Zeichen · 167 Bildschirme
そのとき呆然自失してはいけない。
◯火事になりそうなものを早く消し、道路上のものは放っておくがよい。
◯漏光があったのを、敵が投弾目標にしたことは明白。
◯手を負傷した者まで担架で運ぶのはどうかと思う。
◯カンフルばかり医師はうつ。
◯焼夷弾の座金に直撃されて負傷した者が続出した。自分は幸いに助かった。(コンクリート塀のうしろにかくれた為、あとで考えるとこれがよかった)
◯墓地だけに八十発おちていた。
◯焼夷弾のカゴの大座金は、厚さ二センチ位の大きい丸盆の大きさ。二階から屋根をぬいて階下におち、あるいは平屋(ひらや)の屋根を通って床下にまで落ちる力があるという。
◯火がピラピラ見えているうちに、実弾の方はすでに下に落ち、ぱあっと発火する。
◯時限装置らしきものも落ちていた。
※
◯昨夜吉岡専造(※朝日新聞社カメラマン。一九四二(昭和十七)年に海野が海軍報道班員として従軍した際、共にラバウルに)君が来てくれ快談中、第二の珍客山田誠君が来宅。その山田君の家は玉川等々力(とどろき)。この前の投弾のとき、山田君の隣組だけは投弾なく、周囲の全隣組に落下した由。
◯二軒建の家の一方では八発の焼夷弾と戦い、やっと消したと思うと、隣りの家に落ちたものが燃えさかり、戸棚よりぷうっと火をふき出して燃えてしまったという。