Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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りゃんちん

涼亭

田中 貢太郎

Lesen Sie 涼亭 (りゃんちん) von 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 7.140 Zeichen · 15 Bildschirme

Aozora Bunko

李希梅 はい。

蒲留仙 茶はどうだね、あげようかね。

李希梅 あとでいただきます、ほしくはありませんから。

蒲留仙 では淡巴菰は。

李希梅 は、今は、何もほしくはありませんから、あとでまた。

蒲留仙 では、まァ掛けたまえ。

李希梅 はい。【蒲留仙の左側へいって腰を掛けながら】先生、今、葉生が来ていたのでしょう。

蒲留仙 来ていたよ、【と、筆を置き、紙を巻いてそれも硯の側に置いて】逢ったかね。

李希梅 逢いました。今日は、あの男、どんな話をしていったのです。

蒲留仙 いや面白い話をしていったよ。

李希梅 今、世説にある話をしやしなかったのですか。

蒲留仙 どうして、君は、それを知ってるかね、【笑い顔をして】聞いたかね。

李希梅 これが、【と、袖に手を入れて古い汚い書籍をだして】これがそこに落ちていたのですよ。きっとあの男が淡巴菰を喫む材料に持って来たものですよ。【と、嘲けるように笑って】どの話をしたのです。

蒲留仙 周立五が夢に首を易えられ、腹を洗われる話だよ。

李希梅 先生は御存じになってて、黙って聞いていらしたのですか。

蒲留仙 知ってたが、人の頭をとおすと、また面白い味のできるものだからね。