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Japanische Klassiker mit Furigana

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ほのおのひと――ゴッホしょうでん――

炎の人――ゴッホ小伝――

三好 十郎

Lesen Sie 炎の人――ゴッホ小伝―― (ほのおのひと――ゴッホしょうでん――) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 104.035 Zeichen · 207 Bildschirme

Aozora Bunko

そしてゴーガンの方をオズオズと見て)……あの、俺は、何か、したかね? 何か乱暴な事を君に、したんだろうか? 今の、この――

ゴー ………いいよ。別に何もしない。だけど、もう、しゃべるのは、よした方がいい。君は酔ってる。

ヴィン 何か、したんだろう? 悪かった。悪かった。……なんだか、先刻、テオがここへやって来たような気がしたんだ。そいでつい――

ゴー 来やしないよテオ君なんか。君は昂奮しているんだ。……俺もいけなかった。君があんなこと言うもんだから、つい僕もカッとしちまって――

ヴィン いや、僕がいけないんだ。どうも、この、近頃、時々、頭が妙な風になる。変な声が聞えたり――許してくれ。すまん。(言いながら打ちくだかれた様子でヨロヨロとテーブルの方に戻りかけ、そこのイーゼルに足がけつまずき、イーゼルが倒れそうになったので、それを支えて、元のように直す)

ゴー 僕も酔った。もう寝ようじゃないか。

ヴィン (フッとそのイーゼルの上の絵に眼を引かれて、ジッと見ている。自分の「向日葵」である。立っていても身体がフラフラとゆれている)

ゴー (白けきった言い方で)それとも、ローザのおかみの所へ出かけるか? どうもこの部屋がいけない。