Japanische Klassiker mit Furigana
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ほのおのひと――ゴッホしょうでん――
炎の人――ゴッホ小伝――
三好 十郎
Lesen Sie 炎の人――ゴッホ小伝―― (ほのおのひと――ゴッホしょうでん――) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 104.035 Zeichen · 207 Bildschirme
もちろんこの場合最初見てつまらなくていつまで見ていてもつまらないというレベル以下の絵は除外しての話だ。そして言うまでもなく第三番目の絵が良い絵であると言うことについては君も異論がないだろう。そしてピカソの絵は初めの頃においては私を最初驚かし、そして長く見ていると退屈させた。わずかに彼の絵で私をそれほど飽きさせなかったのは「青の時代」に属する新古典的な絵のいくつかに過ぎなかった。この十年ばかりピカソの作品はその複製を見るたびにその愚鈍なマンネリズムで私を全く飽き飽きさせる。彼の作品全体は、もう盛りを過ぎて真に興味があるプレイができなくなった野球選手が、そのことを反省する力を失ってしまった不感の中でとくとくとしてスタンド・プレイを演じている姿のようにしか見えない。しかもそのスタンドに彼のプレイを未だかっさいして迎える大衆がいること、その大衆とそのプレイヤーとの関係のいやらしさと同じようなものを私は感ずるのである。
ピカソのことを天才だとする世間があるようだが、彼の作品から天才の持つ美・均整・鋭さ・単純さ・異様さなどを感じたことは私は一度もない。例えば彼の作品にある遠近法の逆用や多視角の併存や色彩のスペクトル化やお乳のそばにお尻を描くといった風のアブノルマリティや作品の多角性や多産などは天才のものではなくて、