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Japanische Klassiker mit Furigana

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ほのおのひと――ゴッホしょうでん――

炎の人――ゴッホ小伝――

三好 十郎

Lesen Sie 炎の人――ゴッホ小伝―― (ほのおのひと――ゴッホしょうでん――) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 104.035 Zeichen · 207 Bildschirme

Aozora Bunko

ビタースは飲むなって言うし。

ヴィン それはまた別の――いや、だのに、お前はヂンを飲むから――

シィヌ ピーテルセンの先生がビタースがない時にはヂンだって良いって言ったんだもの、少しなら。薬なのよ私には。あたいは胃腸が弱いから――

ヴィン だから、ビタースなら良いけど――

シィヌ じゃ、お金ちょうだいよ。ビタースは、ヂンの倍も高いんですからね。

ヴィン 今一フランもないことはお前だって知っているじゃないか。あと二、三日すればテオが送ってくれるから、そしたら――

シィヌ 一にもテオ、二にもテオだ。飽き飽きしちゃった。なんでもいいから、テオさんもあんたの弟なんだから、それにお金持なんだから、毎月の金を一度に五十フランずつ三度に送るなんてケチケチしてないで、一度に百五十フラン送ってくれたらどうなの?

ヴィン 弟は精一杯のことをしている。グービル商会につとめて貰っている月給は三百五十フランぐらいなもんだ。その半分近くを僕に送ってくれているんだよ。そんなふうに言うもんじゃない。

シィヌ へん、そいで、じゃ、私たちの暮しはどうなるの? もうパンもないのよ。ヘルマンのミルクもないのよ。