Japanische Klassiker mit Furigana
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ほのおのひと――ゴッホしょうでん――
炎の人――ゴッホ小伝――
三好 十郎
Lesen Sie 炎の人――ゴッホ小伝―― (ほのおのひと――ゴッホしょうでん――) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 104.035 Zeichen · 207 Bildschirme
するだけの忠告はこの半年間、私はしつくした。もう私も飽きた。今日来たのは、こうして――(とポケットから二通の手紙を出して、卓上にポイと投げ出して)君のおやじさんと、テオから手紙が来た。テオのは、二、三日前に来ていたんだがね。読んで見たまい。気の毒に、おやじさんもテオも君のことをそいだけ心配している。……(ヴィンセント、手紙を開いて、読みはじめる)私は、自分の責任として、このことを君に伝えてだな、最後の忠告をしたいと思って来たのさ。忠告を聞き入れてあんな女と別れて、気を入れかえて勉強しはじめてくれさえすれば、私の方は、君の従兄だ、家のアリエットも君に対しては好意を持っている、喜んで今後もめんどうを見てあげる。聞いてくれなければ、一切これっきりだ。絵の指導はもちろん、お目にかかるのも、ごめんこうむる。いいかね?
ワイセ ヘヘヘ、フフ!
モーヴ どちらが君自身のためになるか、よく考えて決めるがよい。私の言うことは、それだけだ。いずれとも君の好きなように。
ワイセ ハハ、ヘヘヘ!
モーヴ なにかね、ワイセンブルーフ? 何を笑っている?
ワイセ なにね、いや、説教はそれくらいにして、ここに来てこの絵を見たまい。