Japanische Klassiker mit Furigana
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ぼんのうひぶんしょ
煩悩秘文書
林 不忘
Lesen Sie 煩悩秘文書 (ぼんのうひぶんしょ) von 林 不忘 (はやしふぼう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 86.705 Zeichen · 173 Bildschirme
と思いのほか、そこは共に大志を抱く友達のよしみ。
「おい、江上、ここでこの出羽守を仕止めようとしても、それは無理だ。向うには大勢二本差しがくっ付いている。ここはひとまずずらかったほうが――。」
と囁いたかと思うと、自分から先に立って、元来た入口のほうへ一目散!
「御用! おのれっ――!」
と何もないのに、さも何者かを追いかけるよう、いっさんに道場を駈け出した。
見越の松
この、いきなり御用の声と一緒に、恋慕流しこと深川やぐら下の岡っ引宗七が、やにわに外へ向かって駈け出したので、まず川俣伊予之進が、何事かと後につづく。
それを自分を逃がそうとの機智と知った佐吉、
「由公、来いっ!」
と、承知のを促して、あとに続く。
出羽とばかり思われて今までは顔を見せて弁解することもできなかった伴大次郎も彼と知らずに斬りかかって来る泉刑部はじめ、自分の弟子たちを疵つけないように斬り払ったのち、これ幸いと道場を後にした。残された山路主計、北伝八郎、中之郷東馬、それから指無しの川島与七郎の面々何やらさっぱり解らない顔で、
「勝負はお預けだ。いずれまた来る。」
と、泉刑部等に一言投げ捨てておいて、