Japanische Klassiker mit Furigana
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かたいなかにあったはなし
片田舎にあった話
小川 未明
Lesen Sie 片田舎にあった話 (かたいなかにあったはなし) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 1.329 Zeichen · 3 Bildschirme
「外国のものは、体に合わないから、食べるものでありませんね」と、おばあさんは、答えました。
二人は、やっと眠りつきましたが、いろいろの夢を見ました。
おじいさんは、まだ元気で、河へ釣りにいった夢を見たり、おばあさんは、まだ若くて、みんなと花見にいったことなどを夢に見ました。
翌日、二人は、あの赤いかんの中の粉を捨ててしまおうかと話をしていました。そこへ、小包よりおくれて、せがれから、手紙がとどきました。
その手紙によると、赤いかんにはいっているのは、ココアというものであることがわかりました。田舎に住んでいるおじいさんや、おばあさんには、まだそうした飲み物のあることすら知らなかったのです。
「こんなものを、なんで私たちが知ろうか。」といって、おじいさんと、おばあさんは、顔を見合わせて笑いました。
――一九二六・一一――