Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かためのごあいさつ

片目のごあいさつ

小川 未明

Lesen Sie 片目のごあいさつ (かためのごあいさつ) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N4. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N4 · Einstieg · moderne Kanji und Kana · 1.494 Zeichen · 4 Bildschirme

Aozora Bunko

「小田くんって、新ちゃんの組なの?」

「そうさ、小田くんは、それはうまいから。」と、新ちゃんはなにを思いだしたのか、感心をしています。

「その子は勉強がよくできるの?」

「そうよくできないよ。」

「じゃ、チャンバラがうまくたって、しかたがないじゃないか。」と、兄さんはいいました。

「それでも、その子はおもしろいよ。ぼく、大すきさ。」

「新ちゃんは、そんな子とばかりあそんでいるのでしょう。」と、お母さんがおっしゃいました。

「話をきくとおもしろい子だね。きっと、その子も、きかんぼうだろう。」と、お父さんがいわれました。

「お父さんは、小田くん見た?」

「お父さんは見なくたって知っているさ。」

「ほんとにかわいい、おもしろい、いい子なんだよ。」

そういって、新ちゃんは、自分のすきなお友だちがほめられたので、大よろこびです。

「自分が小さいくせに、かわいらしいなんて。」と、兄さんがわらいました。

「こんど、小田くんのうち、田舎へいくかもしれないよ。」

「どうして?」

「こないだ、小田くん、そんなことをいっていた。そうしたら、ぼく、さみしくて困るなあ。」

「きっと、じょうだんでしょう。