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Japanische Klassiker mit Furigana

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うしをつないだつばきのき

牛をつないだ椿の木

新美 南吉

Lesen Sie 牛をつないだ椿の木 (うしをつないだつばきのき) von Niimi Nankichi (新美 南吉) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 9.096 Zeichen · 19 Bildschirme

Aozora Bunko

しかし、そんなことぐらいでは、地主はゆるしてくれませんでした。地主は大人の利助さんを、まるで子供を叱るように、さんざん叱りとばしました。そして自転車のサドルをパンパン叩きながら、こういいました。

「さあ、何でもかんでも、もとのように葉をつけてしめせ。」

これは無理なことでありました。そこで人力曳きの海蔵さんも、まんじゅう笠をぬいで、利助さんのためにあやまってやりました。

「まあまあ、こんどだけはかにしてやっとくんやす。利助さも、まさか牛が椿を喰ってしまうとは知らずにつないだことだで。」

そこでようやく地主は、はらのむしがおさまりました。けれど、あまりどなりちらしたので、体がふるえるとみえて、二、三べん自転車に乗りそこね、それからうまくのって、行ってしまいました。

利助さんと海蔵さんは、村の方へ歩きだしました。けれどもう話をしませんでした。大人が大人に叱りとばされるというのは、情けないことだろうと、人力曳きの海蔵さんは、利助さんの気持ちをくんでやりました。

「もうちっと、あの清水が道に近いとええだがのオ。」

と、とうとう海蔵さんが言いました。

「まったくだて。